伊豆地域の冬の花イベントについて
【田島ひでお質問】
 
伊豆地域の冬の花イベントについてお尋ねいたします。
 本年三月十六日、 森竹治郎先生の音頭で、 伊豆の交通三社観光連絡会議が、 各交通機関の社長、 担当者を初め伊豆の自民党議員、 行政センター所長出席のもと開催されました。 伊豆への誘客策は何であるのか。 結論は、 歴史と緑の中をみずからの足で歩くウオーキングと、 伊豆各地で開催される花の祭りの出迎えでありました。 特に花は結果的に多くのお客様を伊豆へ吸引、 貢献大であるというものです。 花いっぱい運動を提唱する石川知事がおいでになれば、 恐らく感動したと言ったに違いありません。 理論ではありません。 結果の話であります。
 過日、 地元新聞報道によりますと、 JR東日本では年末年始や伊豆各地区の花祭り開催時に合わせて冬の臨時列車増発を決め、 十二月一日から来年二月二十八日までの約九十日間で、 「スーパービュー踊り子号」 など五百四本の増発があると発表されました。 今回の増発は、 十二月二十日開催の下田市水仙まつりを皮切りに、 熱海市梅まつり、 伊東市の椿まつり、 東伊豆の雛のつるし飾りまつり、 河津の桜まつり、 南伊豆町の桜と菜の花まつりなど冬の花祭りをテーマに、 観光客の趣向に合わせた臨時列車の運行と聞いております。 また、 各地ではこの機会をとらえ、 JRによる宣伝と歩調を合わせ冬の花の共同宣伝を実施するものです。
 今までの旅行では交通費は固定で宿泊費のみが値引きの対象であり、 旅館ホテル業者の変わらぬ悩みでありました。 民営化のJRですから当然のことですが、 「踊り子号」 の増発はJR料金の割り引きをも取り入れての鉄道・観光業のタイアップの事業であり、 大いにこの冬の花イベントに期待せざるを得ません。
 今回は伊豆地区のうち、 特に伊豆東海岸での冬の花がメーンとなっておりますが、 南伊豆、 西伊豆地区のマーガレット、 菜の花、 アロエ、 それに駿河湾に沈む夕日、 また中伊豆地区の梅林など宣伝すべき花の題材は数多くあります。 来るべき 「パシフィックフローラ2004」 開催の機会を先取りしての伊豆各地の花のイベントは、 大いに意義と効果のあるものと思います。 一方、 こうした事業を軌道に乗せるには、 伊豆地区の観光市場である東京都内を初めとする関東向けのテレビ、 ラジオ、 新聞、 雑誌等のメディア活用の宣伝は即効性があり、 その必要性を認識するところです。
 そこで、 伊豆半島各地での冬の花イベントの取り組み状況、 現況はどのようになっているのか、 また、 これらのイベントの共同宣伝についての具体的な支援策について、 以上二点について御答弁を願います。
知事 (石川嘉延君)  田島議員にお答えいたします。
 
 初めに、 伊豆地域の冬の花イベントについてであります。
 近年の旅行ニーズは、 健康、 いやしといった生活の安らぎや潤いを求める傾向が強まってきており、 花をテーマとしたウオーキングツアーは誘客効果の高い観光イベントとなっております。 伊豆地域におきましても、 百万人の集客力を誇る河津桜を初め、 梅、 スイセン、 マーガレットなど半島各地に多様な花の名所があり、 かねてから季節に応じそれぞれ花イベントが展開されてまいりました。
 今回の冬の花イベントは、 伊豆新世紀創造祭を契機に伊豆は一つとして芽生えた連携意識のもとに、 伊豆地区観光協議会が主体となって各地の取り組みを点から面へと拡大し、 観光地としての魅力をより高め誘客拡大を図るための意義深いイベントであると考えております。 伊豆新世紀創造祭は、 田島議員もお触れになりましたように、 このようなことが発生してくることを期待をして開催しただけに、 これが現実化して大変私も心強く思う次第でございます。
 この冬の花イベントは、 伊豆地域に七つのエリアを設定しまして、 全エリアの花イベント、 見どころなどを掲載した旅行小冊子 「伊豆の花特集」 を発行した上で、 各地の花イベントと観光スポットとを有機的に連携させ、 各エリアへの回遊を促すための花めぐりスタンプラリーを実施するなどの工夫が凝らされております。 共同宣伝につきましては、 JR東日本などの協力を得て、 首都圏等の各駅へのポスター掲示、 電車の中づり広告、 駅頭キャンペーンを実施するほか、 旅行記者による取材ツアーを行うなど伊豆の誘客促進を図ることとしております。
 県といたしましても、 こうした伊豆地域の意欲的な取り組みを大型観光キャンペーン事業の一環と位置づけ全面的に支援をしますとともに、 東京、 名古屋、 大阪の各観光案内所においても、 マスメディアを活用した効果的な情報を発信することとしております。 伊豆地域の花は温泉、 食などとともに伊豆の大きな魅力であり、 観光誘客の一つのキーワードでもありますので、 今後とも四季を通じた特色あるイベントとして発展していくように支援してまいりたいと考えております。
 特に、 熱海においては、 花をテーマにして街じゅう、 市全域を花でいろいろ彩っていこうという構想が推進されることになったと伺っております。 今後県におきましても、 いろいろお申し出に応じて全面的に協力をし、 これの成功を導きたいと考えております。