【田島ひでお質問】
国道一号有料四バイパスの無料化についてお伺いいたします。
本県の暮らしや経済を支える重要な幹線道路である国道一号は、 交通量の増大に伴い順次バイパス建設などが進められ、
交通環境の改善が図られてきたところであります。 しかしながら、 有料道路として建設された藤枝、
掛川、 磐田、 浜名の四バイパスについては交通の転換が十分に進まず、 このため国及び県は、
夜の十時から朝の六時までの料金の無料化などを実施したところであります。
これにより、 夜間の沿道環境は改善されましたが、 昼間の有料時間帯に目を向ければ依然騒音や渋滞に悩まされ続けているというのが実情であります。
このような中、 経済は低迷を続け、 有料道路を避けて国道一号を通行する大型車がふえたことから、
昼間の交通渋滞が厳しさを増し、 さらに混雑を避けて迂回する車が生活道路まで入り込み、
子供たちの通学時の安全が十分に確保されないなど、 その影響は広範囲かつ深刻な状況であります。
昨年実施されたバイパスの無料時間を延長する社会実験では、 国道一号の渋滞緩和や沿道環境の改善に大きな効果があることが確認できたと聞いておりますが、
また沿線の住民の方々からは、 大型車両の交通量の減少に伴い、 子供たちが安心して通行できるようになったとの声が寄せられ、
さらに産業界からも無料化に対する強い要望をいただいております。 国道一号四バイパスを無料化することは、
渋滞の解消や交通の安全確保など、 地域住民の生活環境の改善や物流の効率化を進めることで地域経済の活性化に寄与するものと考えております。
そこで、 国道一号有料四バイパスの無料化について、 県の取り組みと今後の見通しについて伺います。
土木部長
(櫻井克信君)
国道一号有料四バイパスの無料化についてお答えいたします。
昨年度の社会実験におきまして、 バイパスでは一部区間で交通混雑が見られたものの、
現道の交通量が五割減少した箇所や通過時間が四割短縮した区間があるなど、
周辺道路も含めた交通環境の改善効果が確認されたことを踏まえ、 県といたしましても国土交通省などに無料化の必要性や効果を重ねて訴えてきたところであります。
また、 交通安全の確保や生活環境の改善効果などを実感した地域の方や産業界からも、
早期無料化を求める声がさらに大きくなってきているところであります。
このような動きの中で、 今月二十一日に国と日本道路公団、 県による無料化に向けた調整会議が初めて開催され、
本来管理者である国の買い取り条件や、 現道の引き継ぎなどについての調整作業がスタートしたところであります。
県といたしましては、 無料化が一日でも早く実現できるよう、 積極的に国に働きかけるとともに、
今後の県内の道路整備の進捗に対する影響ができるだけ少なくなるよう、
国の買い取りやそれに伴う県負担の支払い方法について配慮を強く要請してまいります。