世界お茶まつり2004について
【田島ひでお質問】
 
世界お茶まつり二〇〇四についてであります。
 お茶は西暦八〇〇年代に中国から伝えられたと言われておりますが、 我が国の茶の歴史を見ますと大きな転機がありました。 第一の転機は一二〇〇年ごろです。 僧の栄西や旧安倍郡大川村の聖一国師が中国の喫茶文化を持ち帰り僧階層が広くお茶を飲むようになった。 次の転機は戦国時代です。 千利休を中心に形づくられ茶道は、 またたく間に大名や大商人など支配階級を中心に広まった。 第三の転機は明治初期。 開国間もない明治政府は、 外貨獲得のため、 お茶の生産、 輸出を奨励し本県でも牧之原などが開墾され茶園面積が急速に拡大しました。 明治二十年ごろには二万トンものお茶を輸出しており、 我が国のお茶産業は世界市場をターゲットに、 この時期に始まったと言えます。
 そして現在、 現代科学によりお茶の持つ効能が明らかにされ、 茶を使った新商品が次々に開発されています。 今こそお茶の新たな転機をつくることのできる時期ではないでしょうか。 こうした時期に、 我が国のお茶の生産・流通、 さらに学術研究の中心である静岡で、 世界お茶まつりを開催することは大賛成であります。 ぜひ静岡の地で定期的に開催し、 文化、 学術の振興に役立てて、 お茶の産業拡大に結びつけたいものであります。
 そこで伺います。 第二回となる世界お茶まつり二〇〇四の開催を間近にし、 知事は世界に向けてどのようなメッセージを発信しようとしているのか、 また今後の開催についてどのようにお考えかお伺いいたします。
【知事 (石川嘉延君)  田島議員にお答えをいたします。 】
 
 世界お茶まつり二〇〇四についてであります。
 世界お茶まつり二〇〇四まで一カ月余りとなりました。 国内外の多くの企業や研究者などが、 このお茶まつりを最高の情報発信の場と位置づけ、 参加を表明してくるようになっておりまして、 名実ともに国際的なお茶の祭典になりつつあると手ごたえを感じているところでございます。
 具体的に申し上げますと、 まず今回のお茶まつりでは、 十を超えるプログラムを予定しているところでありますけれども、 中でもツインメッセ静岡で行うワールドO−CHAメッセには、 海外の六カ国から四十六、 国内から百二十九、 計百七十五の企業・団体が出展をし世界最大のお茶の見本市となる見込みであります。
 また、 世界二十カ国から約五百人の研究者が集まる学術会議では、 二百八十の最先端の研究発表が行われる予定であります。 さらに、 上海子ども茶演芸団や韓国の茶道家などによる二十一の個性豊かなお茶会が会場各所で開かれるなど、 国際色豊かに開催できることになりました。 今回初めて開催をいたします世界緑茶会議には、 世界の茶の生産・流通を担う主要七カ国と二地域から代表者が出席をしまして、 緑茶の世界的な普及戦略について議論することとしております。
 世界お茶まつりは、 お茶の楽しみや最新情報を静岡県から世界に伝え、 静岡県を茶のメッカとしていくことを目指して開催するものであります。 普段、 お茶の恩恵に浴している静岡県にとって多くの人々にお茶を普及することは使命であると考えております。 本県が世界のお茶の本家本元になり、 お茶の産業、 文化、 学術が一層発展するよう、 今後も世界お茶まつりを継続して開催してまいりたいと考えております。