【田島ひでお質問】
県東部地域における産学官連携事業の促進についてであります。
県西部地域では、 地域結集型共同研究事業による半導体レーザーシステムの開発や知的クラスター創成事業による画像処理技術の開発など、
光技術関連産業集積に向けて強固な産学官連携体制を築き既に半導体レーザー溶接システムが製品化されるなど、
成果が出ていると伺っております。 また県中部地域におきましても、 機能性食品などの開発を国の大型研究開発事業である都市エリア産学官連携促進事業を導入し、
産学官が連携して先端的な基盤技術の開発を進めていると聞いております。
こうした中で、 県東部地域におきましても本年度から都市エリア産学官連携促進事業が開始され、
これが起爆剤になって地域の産学官連携が促進されることを大変期待しているところであります。
県東部地域におきましては、 医薬品や医療関連機器産業が集積しており近年ではバイオ関連のベンチャー企業もふえております。
また国立遺伝学研究所、 東海大学開発工学部、 沼津高専を初め、 ファルマバレー構想の具体化が進む中で、
その中核となる県立静岡がんセンターなど、 特色を持った研究機関が立地しております。
これらの地域資源を最大限に生かして、 県東部地域における産業技術の高度化を図りビジネス化までつなげたいと思います。
そこで、 県東部地域における産学官連携事業の推進状況と今後の都市エリア産学官連携促進事業に対し、
県としてどのような効果を期待し支援を考えておられるのか伺います。
【知事
(石川嘉延君) 田島議員にお答えをいたします。 】
県東部地域における産学官連携事業の促進についてであります。
県東部地域では、 当地域に集積している製紙、 バイオ関連などの産業振興や新事業創出のため、
沼津、 富士の県工業技術センターが、 地元企業や大学等と連携し新技術、
新製品の開発を行ってまいりました。 これまでにも製紙スラッジの再利用技術や使いやすい人工呼吸補助器の開発などが事業化に結びつくなど、
着実に成果を上げてまいりました。 今後もファルマバレー構想を当地域の産業振興の主要な柱として、
推進に不可欠な産学官連携の充実強化に努めてまいる考えであります。
富士山麓都市エリア産学官連携促進事業は、
国立遺伝学研究所、 静岡がんセンターなどにより行われておるわけでありますが、
内容的には、 がん等の診断薬や診断機器の開発をテーマにしております。
この中から新たな診断技術や新事業の創出はもとより、 その成果がファルマバレー構想の目指す先端健康産業の振興にもつながっていくと期待をしているところであります。
県といたしましては、 当事業の円滑な推進のために、 産学官相互の調整、
連携及び研究成果の普及を行うしずおか産業創造機構ファルマバレーセンターを支援をいたしますとともに、
今後実施されるファルマバレー構想の各事業とこの事業が――この事業というのは都市エリア事業ですね――これが相乗効果をもたらすように努めてまいる考えであります。