【田島ひでお質問】
電子カルテの導入促進について伺います。
急速に進展する情報化社会の中でカルテの電子化が可能になり、
医療の情報化を支える技術的環境が整備されてきました。 より質が高く効率的な医療を提供するための環境整備が必要であり、
情報化技術の活用が有効であると考えます。 特に、 電子カルテを活用すれば、
患者が医師と一緒に画面で検査の結果のグラフやサンプル画像を見ながら、
病気の状況について説明を受けたり治療方針を話し合ったりすることができ、
患者と医師が診療情報を共有し信頼関係を強化するものと期待しております。
また医療スタッフ間における正確で早い情報伝達が可能となり、 医療の安全や質の向上につながると聞いております。
このように、 患者サービスの向上や業務の効率化に大きな効果が期待できる電子カルテの導入を積極的に促進すべきと考えます。
国における電子カルテ普及のテンポは遅いと聞いております。 そこで、 本県における電子カルテの導入状況はどのようになっているのか、
導入促進についてどのような課題があり、 対策を講じていくのか所見をお伺いいたします。
健康福祉部長 (川口正俊君)
健康福祉行政についてのうち、 電子カルテの導入促進についてお答えいたします。
本県における電子カルテの導入状況ですが、 平成十五年度末において十二病院が導入済みであり、
全百八十四病院に対する導入率は六・五%にとどまっております。
電子カルテの導入促進に当たっては、
ソフト開発に加え、 ハード整備、 医事会計や物品管理等のサブシステムに要する経費など、
高額な導入経費が大きな課題になっております。 このため、 医師の診断所見や検査画像、
他の医療機関への紹介状作成など、 電子カルテシステムの基本部分を各病院が共通して使用できる静岡県版電子カルテシステムとして県が開発することといたしました。
このソフトを広く県内病院へ配布することにより、 県内病院の電子カルテの導入を促進することとしております。
これによりまして、 県内全域で県民にわかりやすい診療情報を提供することができるようになります。
また、 診療情報が標準化されることによって医療機関相互の連携が推進され、
患者中心の医療サービスの向上を図ることができるものと考えております。