少子化対策についてのうち、 子供を育てる教育について
【田島ひでお質問】
 
子供を育てる教育について教育長に伺います。
 まず、 地域で子供を育てる施策についてであります。
 子供は社会全体の宝です。 学校週五日制の実施により、 子供は家庭や地域にいる時間が長くなってきていますが、 一方で家庭の力が低下しているとも言われており、 地域で子供を育てることがますます重要になってきています。 地域の子供の健やかな成長を願い、 地域の子供の教育や子育て支援に協力している人や参加意欲を持っている人は大勢おります。 教育委員会においても、 地域の人たちの協力を得ながら、 地域教育推進協議会 「コンソーシアム」 設置の支援、 青少年健全育成のための声かけ運動などのさまざまな取り組みを行っていると聞いております。 これらの事業を実効性のあるものにするためには、 地域の人々にいかに多く協力してもらうかであると考えます。 学校・家庭・地域が互いに協力しながら社会全体で子供を大事に育てるための施策について教育長に伺います。
 次に、 教員の不祥事についてでありますが、 先日、 湖西市の中学校の現職教員が、 わいせつ誘拐と強制わいせつ容疑により逮捕されたとの報道がありました。 最近、 教員のわいせつによる不祥事が相次いで発生しておりますが、 このことに対する教育長のお考えと今後の対策について伺います。
教育長 (鈴木善彦君)  
 
少子化対策についてのうち、 子供を育てる教育についてお答えいたします。
 
 まず、 地域で子供を育てる施策についてでありますが、 議員御指摘のとおり、 学校・家庭・地域が互いに協力しながら、 社会全体で子供を育てることが極めて重要であります。 こうした観点から、 県教育委員会では、 地域の青少年声掛け運動を積極的に推進しておりますが、 昨年度末で参加者が十万人を超すなど、 PTAや自治会の活動まで運動が広がり本県青少年の健全育成と非行防止に成果を上げていると考えております。
 また、 地域教育推進協議会においては、 東部、 中部、 西部の三カ所で、 協議会の代表者や行政担当者が参加する交流会を開催し設置促進と活動の充実を図っております。 さらに、 本年度から学習人材バンク登録制度を開始し総合的な学習の時間や放課後の学習などの支援に、 地域の教育力を発揮していただいております。 なお第二十九期の県社会教育委員会においても、 子供をはぐくむ地域社会づくりについて審議をお願いしたところであり、 今後も一層、 地域で子供を育てる施策の充実に努めてまいります。
 次に、 教員の不祥事についてであります。
 報道されました湖西中学校の件につきましては、 今後の捜査の推移を注視し事実であれば厳しい処分を行ってまいる考えであります。
 今年度、 教職員の不祥事による懲戒処分が七件、 うち、 わいせつによる処分が三件発生していることにつきましては、 県の教育行政を預かる者といたしまして、 その責任を痛感し県民の皆様に改めて深くおわびを申し上げます。
 特に、 障害のある子供に対する教員の不祥事が続いたことにつきましては、 これを重大なことと受けとめております。 直ちに臨時の校長会や養護学級担当者の研修会を開催する中で、 県教育委員会からの指導に加え、 その根絶に向けた取り組みについて真剣な意見交換等を行ったところであります。
 県教育委員会の指導を一方通行に終わらせないよう、 今後は市町村教育委員会との連携をさらに強化し、 保護者や学校評議員など学校外部の方々の御協力を仰ぎながら、 学年組織の活用、 校内研修等の一層の充実など、 各学校の実情に応じた取り組みを推進し、 教職員一人一人の自覚を厳しく求め、 不祥事の撲滅を図ってまいりたいと考えております。